
生活改善のために気候変動と資源不足に対処する基準を設定
ソルベイ・ワン・プラネットの志
2030年までの達成を目指す主要目標10項目に照らしてサスティナビリティの進捗状況を監視
2020年、私たちはサスティナビリティ・プログラム、「ソルベイ・ワン・プラネット」を発表しました。これはソルベイのG.R.O.W戦略にとって不可欠の要素であり、当社の過去の業績を踏まえています。国連持続可能な開発目標(United Nations Sustainable Development Goals: SDGs)に啓発されたもので、主要3領域で2030年までに達成すべき定量目標10項目から成ります。
気候、資源、生活の改善という3分野を重要と位置づけるソルベイ・ワン・プラネットは、万人に共通の価値をもたらす持続可能な未来に向かうロードマップです。
気候
気候変動に挑む
ソルベイ・グループのエネルギー消費と温室効果ガス排出のほか、お客様のエネルギー消費や温室効果ガス排出に影響する製品を通じて。
ソルベイは、温室効果ガスの排出削減を大幅に加速させ、その軌道を2015年パリ協定で掲げた「気温上昇2度未満」という目標を目指します。2020年、これをさらに一歩前進し、「科学的根拠に基づく目標(SBT)」イニシアチブ*に準拠した温室効果ガス削減を2年間で達成することを誓約しました。2021年、ソルベイは2050年までにカーボンニュートラルを達成するプランを発表し、2030年の温室効果ガス排出削減目標を(従来の–26%から)–30%に引き上げました。
再生可能な代替エネルギーの有無に係わらず、エネルギー生産における石炭使用を停止します。
地球酸性化、水質の富栄養化、海洋生態毒性などの分野で、当社が生物多様性に及ぼす圧力を30%削減する計画を立てています。
資源
天然資源を保護
ソルベイ・グループの原材料消費、水消費、廃水、廃棄物発生に加え、製品のライフサイクルや使用済み製品の管理による。
ソルベイは、製品ラインを持続可能ソリューションに切り替えていくため、イノベーションを生かします。ソルベイ・ポートフォリオ管理の評価で、これらのソリューションが2030年までにグループ売上の65%を占めることになります。
私たちが直面するグローバルな課題のいくつかは一企業の影響をはるかに超えるので、ソルベイはエレン・マッカーサー財団、顧客、サプライヤーと協力して、循環型経済に向けての当社の貢献を加速します。ソルベイは、再生可能または再利用可能な資源を使用した製品の売上を倍増させ、2030年までにグループ売上の15%に達することを目指します。
利水量を減らすことで、当社が取水量に及ぼす影響の抑制を目指します。
エネルギー回収を伴わない埋め立てや焼却などによる回収不能の産業廃棄物を3分の1削減します。
生活の改善
従業員および社会の生活の質を改善
グループの危険物、人材、工程、および製品安全性の管理、社会的対話、製品ポートフォリオを通じて。
ソルベイでは、従業員の安心・安全のために無事故方針を目指します。
2030年までに中間および上級管理職におけるジェンダー・パリティの達成を目指します。当社のビジネス・インテグリティ規範は、思想、人種、肌の色、国籍、宗教、性同一性、性的指向など、あらゆる種類のダイバーシティを歓迎するインクルーシブな職場環境への道を開きます
2021年1月、ソルベイは、出産、育児、共同育児休暇16週間というグローバル・ポリシーを採択しました。これは、男女問わず、当社が雇用する全ての親に適用されます。