ガルデン® PFPE の用途

熱媒体

熱媒体の主な用途は、ウエハーの破損を防止する目的などで材料を一定温度に制御したり、保持したりすることです。

ガルデン® PFPE HT は、沸点の範囲が55~270℃の熱媒体の製品ラインです。優れた絶縁性と高い耐薬品性を備え、低温から高温で性能を発揮することから、半導体産業や電子産業の過酷な条件で非常に優れた熱媒体です。

ガルデン® PFPE HT 流体は、熱交換器に一般的に使用される大多数の材料と優れた適合性を示します。ガルデン® PFPE を使用するシステムは、腐食が発生せず、事実上メンテナンスフリーです。ガルデン® PFPEの絶縁性は使用によっても変化せず、短絡の危険がありません。環境を破壊しないガルデン® PFPE は無毒性、非爆発性であり、漏れが発生した場合に電子機器を破損しません。加えて、引火点、燃焼点、および自己発火点がないことが、ガルデン® PFPE HT のメリットです。

ガルデン® PFPE HTの使用温度範囲

UHB

電気/電子部品の製造装置

気相はんだ付け流体

チップをパッケージして試験する場合、マザーボード上に組み立てる必要があります。気相はんだ付け(VPS)では、ガルデン® PFPE 蒸気の凝縮潜熱を使用してはんだペーストを溶融し、信頼性の高い金属接点を形成します。スズ(Sn)60%、鉛(Pb)40%が従来から使用されている一般的なはんだです。

現在、はんだの代替材料が導入されています。鉛の代わりに使用される一般的な材料は、銀(Ag)、銅(Cu)、およびビスマス(Bi)です。ただし、これらの代替材料には融点が高いという大きな課題があります。従来のスズ/鉛のはんだは約 180℃で融解しますが、鉛フリーのはんだの融点は約 227℃です。はんだの温度、および加熱が、プリント基板アッセンブリメーカーにとっての問題です。

ガルデン® PFPE LS/HS は、気相はんだ付け(VPS)加工専用に設計された完全フッ素化流体の製品群であり、次の特性を備えています。

  • 分子量分布の範囲が狭い
  • 炭素とフッ素の結合が非常に強い
  • エーテル結合の柔軟性が高い

ガルデン® PFPE LS および HS の流体の蒸気温度は精度が高いため、過熱が防止され、最大260℃の広い温度範囲でRoHS に適合した鉛フリーのはんだを得ることができます。


熱衝撃試験

熱衝撃試験は、温度の急激な変化に対する電子機器の耐性を調べる目的で実施されます。この試験では、二つの異なる温度に保持された液体に、電子機器を交互に浸漬します。防衛用途向けの熱衝撃試験は、MIL STD 883 method 1011、または MIL STD 202 method 107 の規定に従って実施する必要があります。

従来、高温槽と低温槽にそれぞれ異なる 2 種類の流体を使用しますが、二液になるという短所があります。ガルデン® PFPE 流体は低温および高温で機能するので、この流体で一液系を実現できます。両方の液槽に単一流体を使用することにより、次の利点が得られ、実施コストを大幅に削減できます。

  • 流体の消費量が減少
  • 装置のダウンタイムが短縮
  • クロスコンタミネーションが発生しない
  • 在庫の一元管理が可能

ガルデン® PFPE D02TS とD03 は、単一流体でも二液系のニーズに十分に応えます。

ガルデン® D02TS は、MIL STD 883 とMIL STD 202 に適合しており、すべての防衛用途製品の試験向けで使用可能です。


MIL STD 883 適合の熱衝撃試験用ガルデン® PFPE 流体

試験条件高温ステップ
[℃]
低温ステップ
[℃]
高温槽
流体
低温槽
流体
B+125-55D02
D02TS
DET
D02TS
C+150-65D02
D02TS
DET
D02TS
D+200-65D05DET
E+150-195D02
D02TS
液体窒素
F+200-195D05液体窒素

気密性試験

水分の浸入、およびシリコンチップの電気的動作の阻害を防止するために、電子機器は完全に密封する必要があります。機器の気密性を保証する目的で、MIL STD 883、MIL STD 750、および MIL STD 202 にリーク試験が規定されています。非常に不活性であり、残渣を生じないガルデン® PFPE 流体は、リーク試験の検出媒体および指示媒体として最適であり、広く使用されています。

ガルデン® PFPE DET は、信頼性の高い方法専用に設計された検出媒体です。低沸点/高沸点成分が非常に優れたバランスで配合されているので、大きいリークおよび小さいリークのどちらも容易に検出できます。高沸点成分は大きいリーク部から浸入し、試験が実施されるまで液体のままですが、低沸点成分は小さいリーク部を容易に通過します。

ガルデン® PFPE D03 は非防衛用途、D02は防衛用途にも活用できる低消費量の指示媒体です。両方の製品とも高い沸点を持ち、試験温度で低い蒸気圧を示します。


MIL STD 適合のグロスリーク試験用ガルデン® PFPE 流体

流体のタイプタイプ I
検出媒体
タイプ II
指示媒体
タイプ III
検出媒体
試験条件C1、C3C1E
ガルデン® 流体DETD02DET

半導体の試験、組み立て、およびパッケージ

水分の浸入、およびシリコンチップの電気的動作の阻害を防止するために、電子機器は完全に密封する必要があります。機器の気密性を保証する目的で、MIL STD 883、MIL STD 750、および MIL STD 202 にリーク試験が規定されています。 

非常に不活性であり、残渣を生じないガルデン® PFPE流体は、リーク試験の検出媒体および指示媒体として最適であり、広く使用されています。

ガルデン® PFPE DET 検出流体は、信頼性の高い方法専用に設計されており、低沸点/高沸点成分が非常に優れたバランスで配合されているので、大きいリークおよび小さいリークのどちらも容易に検出できます。高沸点成分は大きいリーク部から浸入し、試験が実施されるまで液体のままですが、低沸点成分は小さいリーク部を容易に通過します。

ガルデン® PFPE D03 は非防衛用途、D02 は防衛用途にも活用できる低消費量の指示媒体であり、高い沸点を持ち、試験温度で低い蒸気圧を示します。

熱衝撃試験

熱衝撃試験は、温度の急激な変化に対する電子機器の耐性を調べる目的で実施されます。この試験では、二つの異なる温度に保持された液体に、電子機器を交互に浸漬します。防衛用途向けの熱衝撃試験は、MIL STD 883 method 1011、または MIL STD 202 method 107 の規定に従って実施されます。

従来、高温槽と低温槽にはそれぞれ異なる 2 種類の流体を使用しますが、二液になるという短所があります。

ガルデン® PFPE流体は低温から高温で機能し、この流体による一液系は、二液系に代わる優れた方法です。

両方の液槽に単一流体を使用することにより、流体の消費量減少、装置のダウンタイム短縮、クロスコンタミネーションの防止、在庫の一元管理など、運用コストを大幅に削減できます。

ガルデン® PFPE D02TS とD03 は、二液系方式からの置き換えに対応できる単一流体です。

ガルデン® PFPE D02TS は、MIL STD 883 と MIL STD 202 に適合しており、すべての防衛用途製品の試験向けで使用可能です。

試験条件
高温ステップ
[℃]
低温ステップ
[℃]
高温槽
流体
低温槽
流体
B+125-55D02
D02TS
DET
D02TS
C+150-65D02
D02TS
DET
 D02TS
D+200-65D05DET
E+150-195D02
D02TS
液体窒素
F+200-195D05液体窒素

気密性試験

水分の浸入、およびシリコンチップの電気的動作の阻害を防止するために、電子機器は完全に密封する必要があります。機器の気密性を保証する目的で、MIL STD 883、MIL STD 750、および MIL STD 202 にリーク試験が規定されています。非常に不活性であり、残渣を生じないガルデン® PFPE 流体は、リーク試験の検出媒体および指示媒体として最適であり、広く使用されています。

ガルデン® PFPE DET は、信頼性の高い方法専用に設計された検出媒体です。低沸点/高沸点成分が非常に優れたバランスで配合されているので、大きいリークおよび小さいリークのどちらも容易に検出できます。高沸点成分は大きいリーク部から浸入し、試験が実施されるまで液体のままですが、低沸点成分は小さいリーク部を容易に通過します。

ガルデン® PFPE D03 は非防衛用途、D02は防衛用途にも活用できる低消費量の指示媒体です。両方の製品とも高い沸点を持ち、試験温度で低い蒸気圧を示します。


MIL STD 適合のグロスリーク試験用ガルデン® PFPE 流体

流体のタイプタイプ I
検出媒体
タイプ II
指示媒体
タイプ III
検出媒体
試験条件C1、C3C1E
ガルデン® 流体DETD02DET

電子信頼性試験

不活性で、絶縁性に優れ、毒性が低く、不燃性、非溶解性であるため、ガルデン® PFPE D エレクトロニック流体は、熱衝撃試験、気密性試験をはじめとする電子信頼性試験に適しています。

グロスリーク試験用ガルデン® PFPE 流体
流体のタイプタイプ I
検出媒体
タイプ II
指示媒体
タイプ III
検出媒体
試験条件C1、C3C1E
ガルデン® 流体DETD02DET

燃料電池

熱媒体、試験、および冷却

ガルデン® PFPE HT は、次のような特性を備えており、安全性が非常に高い燃料電池向けの絶縁性流体です。

  • 熱安定性が高い 
  • 化学的に不活性 
  • 引火点、燃焼点がない(FM 6930 に適合)

流出した酸への対策

硫酸の流出は深刻な事態であり、危険な蒸気の発生と放散をただちに抑制する必要があります。効果的に対処し、さらなる事態への進行を防止するには、正しい媒体を使用する必要があります。

ガルデン® PFPE 製品は化学的に極めて不活性であり、疎水性が高く、密度が高く(発煙硫酸よりは低い)、不燃性です。さらに、ガルデン® PFPE には発煙硫酸との親和性がまったくありません。

ガルデン® PFPE は、発煙硫酸、三酸化硫黄、および硫酸の流出を抑制する被覆材料として使用できる適切な製品です。

太陽エネルギー

熱媒体

ガルデン® PFPE 流体には、太陽光発電(PV)や太陽光産業に代表される高温用途専用に設計された超高沸点パーフルオロポリエーテル製品があります。

特長

  • フッ素系流体で最高の沸点
  • 非常に広い使用温度範囲 (-70~290℃)
  • 優れた安全性
  • 化学的に極めて不活性
  • 圧力上昇なし
  • 火災や爆発の危険がない

代表的な用途 

次の産業での結晶および薄膜PVセル製造工程の熱媒体として使用可能
 
  • 太陽熱および集光型太陽熱発電(CSP)産業 
  • ハイブリッド (太陽光/太陽熱) および集光型 PV の直接冷却剤

溶剤

ガルデン® PFPE SV は低分子量のパーフルオロポリエーテル流体であり、次の場合に PFPE 潤滑剤の希釈や洗浄用の溶剤として使用されます。

  • 高温コンポーネントへの塗布
  • 塗布前の加熱
  • コンポーネントへの加圧噴霧
 

蒸気圧 - 温度曲線

GF-Galden-SV