LiTFSI
ソルベイの生んだリチウム塩の標準
ソルベイLiTFSI(リチウムビス(トリフルオロメタン)スルホンイミド)はリチウム塩市場の標準であり、優れた電気化学特性、主な最終用途(電気自動車、電動自転車、フラットパネル画面、スマートフォン、ノートパソコン、電動工具)で安全と性能を保証する高い安定性(化学および温度)を備えています。
高度なフッ素テクノロジーのリーダーであるソルベイは、比類のない、持続可能で競争力の高い特許取得済みプロセスにより十余年来LiTFSIとその誘導体を、世界の電子機器ソリューション向けに生産しています。
塩電解質としてのLiTFSI
高いイオン導電率と化学/温度安定性を持つLiTFSI(またはTFSILi)は、液体電解質を使用するリチウムイオン電池の場合も、固体電解質を使用するリチウムイオン電池(LMP電池)の場合にも主要コンポーネントであり、以下を実現します。
- 高い電池性能
- 化学および温度安定性による高い本質安全性
- 寿命期間にわたる電池コスト削減
- アルミニウム腐食がない
- LITFSIをセパレーター・コーティングとして使用することによる電池充電時間の短縮
ソルベイのリチウムビス(トリフルオロメタン)スルホンイミドは、電解質添加物としても主剤の塩としても使用できます。
その長年のノウハウによって、ソルベイは、溶剤(イオン液体)として使用できるTFSI誘導体、および、LiTAの合成中間体などとしてのTA EGも供給します。
帯電防止剤としてのLiTFSI
LiTFSIやイオン液体などの誘導体は、次の用途のポリマー母材で帯電防止剤として機能します。
- 液晶ディスプレイ(LCD):保護フィルム(ITO)、偏光子コンポーネント(PSAフィルム)
- エレクトロクロミック・ディスプレイ(ECD)
- OLED
その光学特性と表面抵抗率により、ソルベイのLiTFSIは3C市場(コンシューマー・エレクトロニクス、コンピューター、コミュニケーション)の主要な要求である、透明度と性能に応えます。