官能基化パーフルオロポリエーテル
フォンブリン® PFPE 誘導体は、一般的なポリマー材料と反応し、パーフルオロポリエーテル鎖特有の物性を付与することができます。これらは、離型性の改善や固着防止を目的とする表面処理で、一般的に使用される安定した水系マイクロエマルジョンの活性成分になります。
構造
フォンブリン® PFPE 誘導体の特性は、パーフルオロポリエーテル主鎖、および様々な分子量を持つ末端官能基(水酸基、ウレタンメタクリレート、トリエトキシシランなど)によってもたらされます。
性能
フォンブリン® PFPE 誘導体は、一般的なポリマー材料と反応し、パーフルオロポリエーテル鎖特有の次の物性を付与することができます。
- 耐薬品性
- 低い表面エネルギー
- 撥水・撥油性
- 固着防止特性
- 低屈折率
- 境界潤滑
用途
特殊表面処理:ビルディングブロック、CVD、UV硬化性塗料、その他
フォンブリン® PFPE 誘導体(フォンブリン® ZDOL:分子量 2000~4000、フォンブリン® MD40など)は、高いフッ素含有量と高い二官能基率が要求されるハイエンド用途(HDドライブの潤滑や低屈折率コーティングなど)向けの、特に純度の高い官能基グレードです。
磁気記録媒体潤滑剤
フォンブリン® Z PFPE 誘導体は、磁気記録媒体産業でよく知られている潤滑剤です。これらの製品は、HDドライブのディスク表面の損傷を防止する最上層潤滑剤として使用されます。